利上げ期待の順番に変化はあったのか
昨日の記事でもFOMCに触れましたが、イエレンFRB議長がテーパリング終了後半年を目途に利上げを行うということから、2015年初頭にアメリカの利上げがあるのではないかという予想がおこりました。
バーナンキ前議長がテーパリングの開始を示唆した昨年5月はその発言によって株価の下落を誘い為替にも大きな影響を与えたのは記憶に新しいところです。
これに似た感じでFOMC時はかなり為替に影響を与え、昨日もドル円以外はドル買を試す動きが大きかったようですが、少なくとも豪ドルは持ち直してきており、資源国通貨全体に大きな影響を与えているわけではないのが今の所の安心材料でしょうか。
さて、これまで英国の方が早く利上げするのではないかと予想されていましたが、どうもこの順番が入れ替わる可能性が出てきており、そうなってくるとこれまでのポンド買いが解消される可能性が出てきたように感じます。
ポンド/ドルも日足を見ると実に天井圏の動きをしており、久しぶりにボリンジャーバンドが開く際に下落をしている状態になっているのも気になります。
個人的にはまだもう少しポンドは買い目線でみているのですが、下落リスクも考えないといけないかもしれません。