雇用統計前予想
NFPはよっぽどのブレがない限り、賃金のほうが重用視されるはずであろうが、基本NFP含め、少し良いと予想している。
あんまりよすぎると利上げにらみで市場がまた崩れてしまいかねないので、丁度よい塩梅で着地してほしい、というのもあるが。
今回の雇用統計でドル円が下に飛ぶ可能性があったとしても上には飛び難い形だ。いって114.5だろう。ユーロも結局1.08が割れずに1.09後半まで戻ってしまった。今回いくら下につっこんでも1.08は明確には割れないだろう。
貴金属類は完全に強き相場入りしてしまったようだが、原油はまだ明確な形にはなってない。
さて、予想だが、予想よりよかったとして、初動でドル円114.40ユーロ1.088くらいでドル円は114円割り水準、ユーロは1.093くらいまで戻る予想としておく。
株高で円安へ
昨日のISM製造業指数は結局50に届かずも、予想比よく、49.5で着地。これを好感されても困るが、まぁ原油も底堅いことも手伝いアメリカの株価が非常にあがった。
これを受けてドル円もどうにか114円台に今日の午後からしっかり乗せてきた感じ。
尤も皆さんよくご存知の様に115円がテクニカル的にも心理的にも大きな壁となるので、今日のADPくらいではしっかり乗せるのは難しそう。(ただし、ADP関係なく株高や原油高が影響すればありうる)
ユーロも1.08がなかなか割れず、そもそも近寄れず下がりそうで下がりきらない。とか書いていると割ったりするのですが、割ったところでショートを振る感じでよいかも。
今日(昨日)はスーパーチューズデーでしたが、クリントンかトランプかという2択ですか。どっちがなっても日本への風当たりは強そうなので、それを材料とする円買いがでてくるかもしれません。今は単純にリスクオンオフの度合いがドル円に響いている気がするのでまだ気にしなくて良いと思いますが。
恐怖指数がようやっと20を割って安定して推移してくれそうですが、13~14くらいまで下がってくれるともう一段の株高も期待できるんですがね。
アメリカの株なんかはかなり底堅そうで、原油が35$のラインを超えてくればってところですか。
結局期待はずれ相場に
G20は具体策なしで失望売りって・・・
そもそも具体策を期待するほうがおかしい。そんな中中国が預金準備率引き下げで一時円売り豪ドル買いになったものの一時的な反応で終了。
中国人民銀行、銀行預金準備率を50bp引き下げ | ロイター
ま、慌てず今後のアメリカの指標を待ちましょう。
突然アクセス数が増えたと思ったら、Yahoo textreamの豪ドル円スレッドにリンクが貼られてたんですね。普段の50倍ほどの訪問者があってビビりました。
なお予想のほうは、短期(1週間)、中期(1ヶ月)、長期(3−4ヶ月)で考えていますので、ご参考まで。
G20声明は無難な着地か?
G20が昨日閉幕し、共同声明が出されました。
まぁ無難な内容という感じで、危機感は共有しつつも結局中身は?という感じもあります。
また、一部で言われている様に今回の下落の現況である原油安についてはG20の力の及ばない範囲であり、G20通過で市場に安心感が生まれてどんどんと株を買えるか?といわれると疑問といわざるをえない気がします。