まだ安心するには時期尚早
日経は前日の引けにかけて馬鹿みたいに下げた分を倍返し。前日下がらなかったとすればまぁこんなものかという水準で、値幅ほどの驚きはなし。
ただ、あの馬鹿みたいな上昇率はとても先進国のそれではない。
為替もまずまずのリバウンド。
背景にはもちろんECBのドラギ発言があるわけだが、下がりすぎた分の少しの揺り戻しといった程度だろう。
まだ市場には力強さも感じられないし、ボラティリティの高い状態がもう少し落ち着くまでは安心してはいけない。
原油のショートカバーがどこまでいけるかも一つの問題だ。
さて、来週は日米の金融政策会議があるが、市場は安心材料を欲しており期待はずれの際の梯子外しのほうに注意が必要だろう。
最終的には中国の指標が上向くまで警戒感は薄れないものとは思うが、昨年同様ここから夏頃にかけては上昇基調がうまれるかもしれない。