バイオ医薬急落の背景
本当はクラウドバンクのことも書かなきゃ書かなきゃ(悪い意味で)と思ってはや1ヶ月。休みのない生活が続いておりまして、なかなか。
さて、連休明けということもあり、投信の基準価格は大きく変動しがちではあるのですが、
ピクテ・バイオ医薬ファンド(毎月分配型)
は-1700円ほどの下落と大雑把にいうと-8%くらい急落しました。
背景にはヒラリー・クリントンの発言があります。
もともとヒラリー氏は医薬品の価格抑制に積極的なことで知られており、目新しい材料というほどでもないのですが、実際に大統領になると医薬業界に与える影響は大きいと考えられます。
薬価は単純に需要と供給だけで決まるものではないのでこういった政治判断は大きなリスク要因として考えておかなければなりません。
しかし、薬会社も新薬開発は宝探し的な要素もあり、稼げる時に稼いでおかないといけないという事情もあり単純に薬代が高いことを批判することもいかがなものかと思います。
ま、今回に関してはとある会社がエイズ治療薬をいきなり55倍引き上げたことが背景にあります。
55倍はいくらなんでも急ぎすぎましたね。