5月24日週相場観
先週はドルの買い戻しが強かったのに加えてポンドは上昇基調を保っていた。CPIは予想を上振れしたとはいえ、そこまでドル買うか?という感じだった。へたすると雇用統計より動きましたよね。それだけFRBの態度が不透明という部分があるんでしょうが。
ドル円<短期↑、中期↑、長期↑>
日足のボリンジャーバンドが拡散しじめており、テクニカル的に買い。ただ日本の個人投資家が戻り売りをしているのと、円安牽制発言がどれくらい出てくるかが不安材料。ここ最近の高値を超えて行くと一層弾みがつきそう。日経平均もあがっており、ファンド勢が日本株買い、円売りを再開している様子が伺えるか。
ポンド円<短期↑↑、中期↑、長期↑>
金曜日はドルとユーロの買い戻しでポンドは売られたが、最近の上昇圧力は強く感じられる。一層高くなるためにはユーロポンドが0.7を割って行かないと厳しいがドル円も上がりそうなことを考えると買いやすい通貨ペアか。ただし、月末はユーロポンドのフローが出やすいことが懸念材料。
ポンド/ドル<短期→、中期→、長期↑>
上に書いた通りポンドは強そうなのだが、全体的なドル高圧力もあり上にこのままつきぬけていくこともイメージしにくい。
ユーロ/ドル<短期↓、中期↓、長期↓>
先週のサポートとなっていた1.105レベルがあっさりやぶられてしまったので、そこをバックに売って行くのがテクニカル的に正しいか。このレベルは以前のレジスタンスだったので、ほとんどの参加者が意識していると思う。また上にいくようだとしばらくユーロの相場観は狂う。
豪ドル/ドル<短期↓、中期↓、長期→>
オセアニア通過は軟調の展開を免れないか。中国のPMIも相変わらず50を下回っており良い兆候がみられない。とはいえ、豪ドルの方はさらなる利下げはしばらく行われないと思うので極端に下がるイメージはない。
南アフリカランド/円<短期↓、中期↓、長期↓>
おそらく金融政策関係で先週は買われたと思うのだが、利上げはなく、一旦失望売りというところか。ただ、トルコリラが選挙関係で買い戻されており、支援材料か。買うレベル感ではないがしばらくは安定推移しそうか。
まとめると、今週の注目ペアはドル円、ポンド円の買いとユーロドルの売り。