11月2日付け相場観
ドル円<短期↑、中期↑、長期↑> FOMCと日銀共に読み違えてしまった。FOMC直前までの各通貨の動きは完全に私と同じように考えたようなドル安の動きだったが、思っていたよりはタカ派的な内容ととられたようだ。思い出してほしいのは、イエレンが就任早々QE終了後半年後くらいに最初の利上げをするぞと口を滑らせたことで、やはりこれは基本線に考えて良いような気がする。3月・・・はちょっと無理なので今の市場のコンセンサス通り6月あたりと見込んでおこう。尤もこれは今後も同様の良い指標が続けばであって、イギリスのように腰折れする危険性は十分にあると思う。今週は重要指標週であるのでそれを見極めたいが、今後出てくるFOMC議事録で市場がどのように反応するかも大事である。そういえば今週からアメリカも冬時間になる。一年中サマータイムでいいのに・・(夜遅いのがいや)
さて、ドル円だがとりあえず今はブルで見るしかないだろう。正直追加緩和についての効果には疑問もあるのだが、市場がブルになっている時に自分の考えをいくら通そうと思っても無駄である。しかし梯子を外される時がくるのではないかと思っておきたい。
ちなみに現状年末ドル円115円、日経18000円、ダウ19000くらいで考えています。(何も無ければ)
ポンド円<短期↑、中期↑、長期↑> ポンド円は9月から10円の幅で上下動。これを美味しくとれた人もいたのだろうか?とりあえずクロス円もブルで見たいのと、今週はMPC議事録とかいう危ないイベントもなく、弱気になっている各種PMIの予想よりも良いものが出るのではないかという期待もあわせて、ポンドの持ち直しを期待しておく。
ポンド/ドル<短期↑、中期↑、長期↑>
上記の通りなのだが、利上げの順番がついに米国>英国になりつつある。そうなると下を見ないといけないのかもしれないが、私は年末にかけてポンドが買い直される展開を考えている。
ユーロ/ドル<短期→、中期→、長期↓> ユーロは思ったより下落してしまった。要因は色々あるのだろうが、日銀の追加緩和によってユーロもやるんじゃね?的な発想も生まれたのではないかと思っている。ただ、各所で言われている通り、ABSやカバードボンドの買い入れが始まったばかりで今週のECBで実際に何か新たな行動をとるとは考え難い。少なくとも利下げは無理なのであとは国債の買い入れなんだが、まだ無理だろう。あとはドラギの口先だけである。1.25-1.3のレンジを考えていたがあっさり1.25を割られてしまった。ただ、1.2485に謎の大口買いがあるようで、それを抜けるまでは突っ込み売りをしてはいけないようだ。OPバリアが1.25丁度じゃなくて下にあったのかなぁ。1.25の攻防があっさりしすぎていて拍子抜けだった。ちなみに1.2485を抜けるまでは突っ込んでうってはいけないですよっていうのはJFXの小林社長がおっしゃっていた気がする。さすがです。
豪ドル/ドル<短期↑、中期→、長期↓> 豪ドルは一応上を試すというのもあながち間違いではなかったが、結局横横。今週は豪州の指標も多いのですが、土曜日に中国のPMIが悪かったので多少下窓開けて始まるかもしれません。ただし、最近中国指標への感応度がさほど高くないので埋めるのではないあと思いますので、窓あけたら買いかなと。結局金とか原油とかが下がっているので資源国通貨辛いのですが、日本、欧州が量的緩和を続ける限りは思ったよりは資金引き上げがこないかもですね。
南アフリカランド/円<短期→、中期↓、長期↓> いやー一気に10.3付近まであげてしまいましたね。そこで上髭つけたのは気になりますが。まぁドル円があがっているので当然っちゃ当然なんですが、こうなってしまうと入れません。しばらく無理ですねぇ。